Blender備忘録29頁目「アーマチュアの設定5」

江上宿六です。

 

どうですかね、ウェイトペイントは楽しんでいただけていますかね。

私は楽しいと思ったことは無いと言いたいくらい上手くいかないものの

割と楽しいと思ってたりします。 もっと簡単になれば良いんですが。

 

まぁ、前回お伝えしたとおり、全てのボーンで頂点のウェイトを設定出来たら

ウェイトペイントは終わりなんですけども、なんかうまくいかんとか、色々と

言いたいことがある人は居ると思うんです。 という事でウェイトペイントで

自分が思ったりやったりした事を書いていくという回です。

 

・なんか塗り残しがあったりするようで気になる

そういう時は最初に作ったボーンとか、全体を動かせるようなボーンを

前後左右に動かしたりしてみると、ウェイトが割り当てられていないメッシュは

その場に取り残されるので、そこを選択して塗ると解決します。

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・1.0で塗ったり、ウェイトを重複させない理由

単に自分がやりやすいからというのが最大の理由です。 重複する事自体は

別に良いんですけども、意識してやらないと正しく動いてくれない原因に

なったりします。 だから気をつけて重複させないようにしています。

 

・重複させて塗った場合

体のボーンの場合、基本の動作が回転系なのであまり感じないんですけども

この後にやる顔のボーンは移動系が多く、その時にちょっと気持ち悪いのです。

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眉毛とかこういう風につなぎ目あたりにボーンを置いて動かしたりするんですが

後者の画像は上のボーンが真ん中の頂点も塗ってしまったので、影響を受けて

ボーンとメッシュの位置関係がズレてしまいました。 なんか感覚的な配置が

妨害されて気持ち悪いというわけです。

 

・移動や回転でメッシュがめり込む

脚を上げたときに脚がスカートを突き抜けるのはなんか微妙ですよね。

そういう時には脚のボーンを選択し、スカートのメッシュの方にウェイトを

塗っていくと良いわけですが、ちょっと面倒です。

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脚ボーンはスカートの腰周りは塗らず、腿の影響を受けるところを塗ります。

腰ボーンの方はその腿の影響部の塗りを消していく感じなのですが、

結局は塗らなかった腰回りの所が突き抜けますので、そこは諦めといいますか、

いかにうまく突き抜けるかですね。 頑張って塗りましょう。

 

今回のスカートは二重なので苦労も二重になってしまいました。

フェイクレイヤードみたいにすればメッシュ数も節約出来て良かったと反省。

 

・自動ウェイトペイントは使わない

メッシュ、アーマチュアの順に選択し、Ctrl+Pで親子関係など設定を行うとき

自動のウェイトで、というのを選択すると自動でウェイトを塗ってくれます。

割とそれっぽく塗ってはくれるのですけど、塗り漏れや不自然な塗りなども

結構ある印象なので、個人的には使わない方が無難だと思います。

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知る人ぞ知らないポーズ。

次回はポーズ付けに便利かもしれない設定なんかを説明します。

正直モデルを作る事に関しては終わってるので、ここら全部補足ですよね。

 

追記:

酒を飲んで酷い内容だったので色々修正しました。