Blender備忘録57頁目「下絵を表示する」【2.8】

江上宿六です。

 

初歩的なことはやらないと言いつつもいきなりその初歩の所で前バージョンとの

違いが出てきてしまったので記していくことになったわけです。

 

さて下絵を表示してモデリングをやっていこうとプロパティシェルフを眺めるも

そのような項目が見当たりません。 どうしてしまったのかというと2.8では

下絵機能が無くなってしまったらしいのです。 しかし案ずるなかれ、

ちゃんと同様の事が出来るようにはなっています。

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Shift+Aの追加メニューから画像→参照を選択し、下絵にしたい画像を選びます。

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画像が追加されました。 これを下絵として使っていくわけなんですけど、

このままの状態では使いにくいというか使えないです、どう見ても向きも変ですし。

なので使えるようにする為にいくつか設定をします。

 

まずは画像を正面に向けましょう。 プロパティシェルフのトランスフォームから

角度をいじります。 xを90d、y,zを0にすれば正面向きになりますが、そもそも

視点をフロントにした状態で画像を追加すれば最初から正面向きで配置されます。

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左側が前から見た状態、だいたい求めていた状態です。 しかし横から見ると

ペラペラで何も表示されません、画像ですからね。 この状態を解消するには

やはりもう一枚追加してやるしかないでしょう。 Shift+Dで複製してzを90dに

すれば横からも同じ画像が表示されるようになります、強引ですけど。

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しかしなんか邪魔ですね。 というか2.79の時を思い出してみましょう。

平行投影かつ前や横といった視点にしないと表示されなかったハズです。

そういう設定が出来るのかというと、普通に出来ます。

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右の方にあるプロパティウィンドウ内のオブジェクトデータプロパティ内で

平行投影時に表示と軸に平行な時のみ表示の所にチェックを入れます。

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これでだいぶ2.79っぽい感じの下絵操作ができてきたと思います。 しかしなんか

こういう枠とかが邪魔だと思ったら適当に遠ざけてしまえば良いかと。

まぁ、多分慣れます。

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しかしこのままだと操作時にこの下絵が干渉して邪魔なので、また少し設定をします。

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まずは右上のアウトライナーウィンドウの所にあるフィルターを開き○で囲まれた

選択可能の所を有効にします。 何故デフォルトで除外されてるのかは謎ですが。

有効にしたら下絵2つの選択を無効にします。 これで干渉しなくなります。

 

これでだいたい2.79っぽい感じに出来たと思いますが、これ以外にも少し設定を

変えたところがあります。 この2.8、前視点とかにしたあとに視点を動かしたり

すると勝手に平行投影から透視投影になってたんです。 それを切りました。

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編集→プリファレンスの視点の操作内にある自動パースのチェックを外すと

勝手に透視投影になるのを防ぐことが出来ます。 あと選択部分を中心に回転も

2.79で入れていたのを思い出したのでチェックしておきました。

 

だいたいこんな感じです。 まぁ、このあと平面を置いてループで切って

ミラーを追加して顔を作ってという感じでいつものようにやっていく予定です。

また何かあったら記していく事になるでしょう。

 

因みに下絵は別に新キャラでもなく、単なるうちの子のうぎょうのすがたです。

一応ちゃんと描き直したりはしてるんですが、割と手抜きです。