江上宿六です。
視点を回転させたときにシーンギズモも回転していた、という事がありましたが
オブジェクトが変形したときにインスペクターも変わっていたというのには
気づいていたでしょうか。 前回はあえてスルーして記事を構成してました。
こんな感じでCubeが配置されていたとして、この時のPositionは(0,0,0)です。
Z軸方向に動かすと、インスペクターのTransform、PositionのZが1になりました。
これはオブジェクトとインスペクターが連動しているというよりは
インスペクターがオブジェクトの情報を管理しているという方が個人的には
しっくり来ますね。
それでは逆にインスペクターの値をいじってみるとどうなるか。
Transform、RotationのXを45にしてみることにしましょう。
X軸を基軸として45度回転したのが確認出来ました。 正確には45度回転した
状態になっているわけですね。 もう一度45と入れても90度にはなりませんから。
このようにインスペクター側でもオブジェクトの状態を制御出来るわけです。
というより3D空間にオブジェクトを正確に配置するのは至難の業ですから、
オブジェクトを追加したらインスペクターで値を入力して配置するというのが
恐らく一般的だと思われます。 恐らくです。
このオブジェクトの値ですが、操作ツールやキーボードで入力する以外にも
値を変更することが出来ます。 それはスクリプトです、プログラム要素です。
基本的にスクリプトを使わなければゲームの実行中に値を操作出来ないので
極力プログラムを書かなくても良いと言われるUnityでもある程度はプログラムの
知識が必要となってしまうのです。 しかし今回参考の教本では見慣れない
単語とかは多いもののプログラムとしてはそれほど難しいものではないですので
そこは一つ安心して頂ければ。
まぁ、しかし少し考えてみてください、Cubeが(可愛い)キャラクターだったり、
キー操作に応じてPositionの値が更新されたり(移動)、なんか回転したりしてたら
それはもうゲーム(みたいなもの)です。 こんなに簡単に形作れちゃうんだから
Unityは凄いや。
と、いう事で今回はこんな感じで。 次回はスクリプトを書きますけど、
プログラムの基礎みたいなのは要らんですよね、変数配列関数制御文構造体。