Blender備忘録81頁目「新新・作業手順の確認3」【3.3.14】

江上宿六です。

 

教本の子はUnityの方で良い感じのシェーダー使った画像を出していました。

ということで今回の子もやってみたので記事の最後の方に置いておきます。

 

さて胴体が出来てリギングも出来たので服を作ったりその先とかの回です。

 

 

 

パンツの作成。 画像はサブディビジョンサーフェスを適用した世界線のもの。

普段は胴体の頂点を選択して複製して服を作るけど今回は教本でやったように

ベルト部分をまず作る事にしました。

 

頂点が胴体に沿ってないのは不安な感じですけども部位的にも動きが少ないので

大丈夫だと思います。 サブディビジョンサーフェスを適用すれば更にこういう

心配は減るでしょうね、今回はしませんでしたけど。

 

ベルトから下の部分は従来の方法で作り、辺ループのブリッジで繋げました。

ベルトのウェイトはウェイトの転送で済ませましたが特に問題は無さそうです。

インナーのビスチェ風のやつ。 従来の方法で生成した後に胸元の布が

突っ張るような形というか、乳袋にならないような形に調整しました。

画像は調整前かつサブディビジョンサーフェスがかかっています。

ここも裾を水平にすれば良かったかもしれない。

 

ブラウスは教本スタイルで自由にデザインし、袖部分を辺ループのブリッジで

くっつける感じ。 こちらもベルト同様にウェイト転送をしたけれども、

ちょっと肩周りは怪しい感じ。 しかしここに関しては頂点数を増やす方が

良いのだとは思う。 結び目はリボンの作り方をそのまま使用。

ハット。 いつもの子の三角巾と比べたら簡単。 リボン部分で手を抜いして

裏側もリボン色が塗られているのは失敗、作り直しても良いけどなあ。

あと頭との接触部に厚みを付けてもっとかぶってる感じを出したいとも思った。

おさげのリボン、我ながら良い形状だと思います。 教本のおかげ。

サンダル、頂点数が少なすぎてなんか思ったより淡泊な感じに。

足首のバックルは面を複製して面の差し込みとかベベルとか使いながら形成し

形が出来たら押し出しで厚みを作り、角をベベルで滑らかにした。 ここも

良い感じに出来たと思う。 ベルトの余りまで作ったらもっと良かったかも。

 

という感じで服が出来たので次にUV展開してベイク。

特に変わったことはせずにだいたいいつも通り適当にやっていたけども

おさげだけこうやって分けてまっすぐにしてみました。 結果テクスチャに

手を入れるのが楽になりました。

教本の教え通りアンビエントオクルージョンのベイクもしました。

これを使って奥まった所に影を作って立体感を演出しやすくなりますけど

使い方にちょっとコツがありまして。

 

基本的に乗算で重ねるんですけどもそれだとくすんだ感じになるので

このアンビエントオクルージョンの上からスクリーンで色を重ねてやると

良い感じに影色が作れるので、パーツ毎にそういう感じで調整をします。

髪の書き込みとか。 この子は地味にというか派手に目にかかってる部分が

透けています。 この部分を別レイヤーにして良い感じになるように

エアブラシとかで透明度を下げています。

 

こうしてテクスチャが出来ました。 テクスチャを使用した描画をするように

マテリアルやノードツリーを設定し、頭部は透過用にもう一つマテリアルを作り

アルファブレンドの設定なんかをしておきました。 透過する場合の設定とかは

過去に記してあるのでそれを確認。 まさに備忘録の正しい使い方。

フェイシャルの作成。 ここも特にいつもと変わらない感じ。

変形が分かり易いようにプリンシプルBSDFにつないでみたりしています。

目は教本の子と違ってタレ目なので形状で若干悩んだりしたけど、まあ。

 

口の方、自分は前回から顎の付け根を支点とした唇の回転状態を作っておき

それを組み合わせて必要な形状を作るような感じにしました。 

 

必要なのはそれぞれの唇位置の上下の動き、顎と歯も同様に上下の動きを。

口を横に伸ばした形と縮めた形も作る、そんな感じですかね。 これらの

動きを使って必要な口の状態を全て作り、表情も作ったりする。

 

大事なのはここからで、シェイプキーがあるとモディファイアーを

適用できないので、サブディビジョンサーフェスがアレするんですよね。

それをなんとかするアドオンがあるようなんですけど、使わない方法が

教本にあったのでそれを使う事にしました。

 

文章にすると凄いごちゃごちゃするので箇条書きにします。

 

1.サブディビジョンサーフェス適用前の頭部(1)を複製し頭部(2)を作る

2.元の頭部(1)のシェイプキーを全削除しサブディビジョンサーフェスを適用

3.複製しておいた頭部(2)を更に複製して頭部(3)を作る

4.その頭部(3)から転送したいシェイプキーをベースの下に配置しベースを削除

5.シェイプキーをすべて削除してサブディビジョンサーフェスを適用

6.その頭部(3)、元の頭部(1)の順に選択してシェイプとして統合を選択する

7.元の頭部(1)にシェイプキーが追加されるので動作を確認する

8.転送元の頭部(3)を削除し、手順3から必要な分だけ繰り返す

 

こんな感じでやれるようです、因みに自分は60近く送りました。

という事でフェイシャル関係も終わり、これで完成としました。

 

まぁ、この後はポーズ作ったりアニメ作ったりUnityに持って行ったり色々と

出来るわけですけど自分はどうしようかな、ゲーム的な事をやりたいけど。

教本の子と同様にアップロードして自分のワールドに乗り込んだ姿です。

シェーダーがどうというより単に背景がある分雰囲気があるように見える。

しかし自分のパーツ分け方だとあのシェーダーは活かしきれない感が。