Blender備忘録77頁目「新・作業手順の確認5」【3.33】

江上宿六です。

 

地獄の門に突入し、リリスを追いかけながら作業したりしなかったり。

しかし面白いのではあるが日本鯖が無くてping悪かったり、PCのスペックが

弱かったりプレイ環境はそれほど良くなくて困る。 Unityも重いし

PCもそろそろなんとかしたい所。 Windows自体重くなってきてるし。

 

そんなわけで今回はシェイプキー、試してみたら悪くなかった手法が

あったりしたのでそのあたりをちょっと記しておこうというやつ。

 

 

1.シェイプキーで表情を作る

キャラに表情を付けるときに便利というかだいたい使われるのがシェイプキー。

最初の頃はボーンで表情を作ったりしたけどシェイプキーの方が一般的なんかな。

 

使用するにはまず右端プロパティウィンドウのオブジェクトデータプロパティ内の

シェイプキーの所で、何もない状態で+ボタンを押す。 するとベースとなる

シェイプキーが登録されるので、続けて+ボタンを押すと新たにシェイプキーが

登録されるので、それを選択した状態で頂点を編集していくことになる。

注意点としては間違った所、例えばベースを選択した状態で編集をしないように。

 

それで一つ一つ表情、口の形状を作っていくのが今までの手法だったんだけども

これが言うまでも無く大変な作業なので、どうにかして効率化できないかと

考えてみた結果が今回のネタですね。

 

口の中央部、唇当たりを選択して上にぐいっと上げた(スナップ)のを作りました。

もちろんこれだけでは大した意味は持ちませんが、続けてシェイプキーを追加し

そこから一つ外側の頂点群を上にあげたのを制作。 これを端っこまで行う。

反対側に動かしたシェイプもあった方が良いのでこれも中央から端までで作る。

同様に下唇も上げた状態下げた状態のシェイプキーを中央から端っこまで。

 

加えて口をすぼめた状態と横に広げた状態を作りました、これで全部です。

あとはこれらのシェイプキーを組み合わせて表情を口の形状を作るだけです。

上唇はフル上昇、下唇は端に行くにつれ上向きのシェイプキーの値を強くしました。

記事作りながら作ったので形状リストに追加しておきました。 

この状態を一つのシェイプキーとして保存するにはシェイプキー欄の所の

下矢印(∨)メニュー内の新規シェイプをミックスから生成を選択すれば良い。

 

それと顎ボーンを動かして口を開けた形状を作ることも出来ます。

これを先ほどと同様に新規シェイプをミックスから生成で保存するとボーンの

状態が適用されないので、この場合はアーマチュアのモディファイアーから

シェイプキーとして保存を選ぶとシェイプキーとボーン両方を用いた

状態の保存が出来ます。 他のボーンが動いていない状態で保存をしないと

関係ない部位がシェイプキーで動く原因になります。

 

この手法の良さはシェイプキーの多さとそれを作る作業が煩わしいにせよ

実際に頂点をいじって形を作る苦労に比べたら多分なんてことはないでしょうし

唇頂点の分割数が増えた場合だともっと恩恵があるのではと思います。

左右でもシェイプキーを分けるなどすると表現力が更に上がるでしょうね。

目の開閉や眉の上下なんかもシェイプキーを用いています。

この子の場合、普通に目を閉じさせるとまつげが下がりすぎるので若干

下まぶたも若干上がるような閉じ方にしています。

 

といった感じです。

最初にも書いたとおり口周りの所は試しにやってみたら思ったより良い感じに

なったのでやるべき手順として記そうと思ったわけです。 じっくり見ると

若干崩れたりしてるケースはあったりするんですけど、許容範囲ということで。

まぁ、これを使って何かに使う十数パターンある口の形状は容易に作れました。

 

あとはポーズ作ったり、fbx出力してUnityの方に持って行ったりという感じで。

そこらは別に作業手順の外なので記さなくてもいいかな。