Blender備忘録34頁目「アーマチュアの設定10」

江上宿六です。

 

表情付け楽しんでますか。 これ結構楽しいんですけど割と動かしたりするのが

難しかったり面倒だったり感じる事はありますよね。 それをなんとかしてみたい

という回です。

 

1.ボーングループを使う

足IKのハンドルの時にちょっと出てきましたけども、ここで使うと便利です。

というかどんどんグループを作っていって良いと思います、邪魔でない程度には。

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自分だったらこんな感じにしてみます。 選択を押せば全部選択出来ますし、

色を変えてるのはまつげの上だと見えづらいのと、このように目を閉じた場合

どちらのボーンなのか判別をつけるためです。

 

他にもまとめて動かせるボーンを作るとか、IKを使うとか考えてみましたが

まぁ、ボーングループでいいかなという感じですね。

 

2.ポーズのコピー&ペースト

このポーズモードのボーン、コピペが出来るんです。 といっても基本的には

同一のボーンにしかペースト出来ないので、形状を変更するとか元に戻すしか

使い道がないと思うかもしれません。 しかし便利な使い方が出来るんです。

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Ctrl+Shift+Vでペーストする事で、対となるボーンに反転ペーストさせられます。

これはもちろん顔だけではなく、全ての対を持つボーンで出来るハズです。

対称的なものを作る、特に表情では役立つので覚えておきましょう。

他の回とかでやりましたっけ。

 

3.ポーズライブラリ

ポーズライブラリを使うとポーズを保存したり読み込んだりできます。

もちろん表情とかも保存して使う事が出来ます。 プロパティウィンドウ内の

アーマチュア、ポーズライブラリで新規作成し、+ボタンで追加していきます。

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自分はこんな感じでパーツ単位で分けたりとかもしてます。

多分ボーン非選択時は全ボーンが保存されますが、選択ボーンがある場合は

選択中のボーン情報だけが保存されると思います。 読み込み時も似たように

選択ボーンだけ読み込むみたいな事が可能だと思います。 読み込みは

虫眼鏡で頂点を見てるみたいなボタンです。

 

今確認した事ですけども、Blenderは機能として他のモデルなどからポーズなどを

読み込んだり出来るみたいですが、ポーズはともかく表情は流用しにくいですね。

顔の形状がキャラで違ったりしますし、メッシュの割り方でボーンの数が

変わってきたりするというのが関わっていると思いました。 

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口を閉じさせたら上下の真ん中が適用されず面白顔になりました。 猫口。

とはいえ手直しして再登録すれば問題無いので、新規に作るよりは早いですかね。

 

4.アーマチュアレイヤー

表情を作るのに頭のボーンや髪のボーンなんかが邪魔だと感じますよね。

そういう時はアーマチュアレイヤーを使います。 移動させたいボーンを選択して

Mキーを押し、ボーンを移動させたいレイヤーを選択します。

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プロパティウィンドウのアーマチュア、スケルトンの所を確認してみましょう。

先ほどクリックした所に印がついて、そこをクリックするとここに移動した

ボーンが表示されます。 よく動かすボーンを分けたりとか、IK設定をして

自分では動かさないボーンを分けたり、使い道は色々あります。 そういえば

レイヤー自体の説明がまだのような気がしましたが、機会があればです。

 

こんな感じですかね、意外と長くなってしまいました。

恐らく今回でアーマチュア回は終わりです、こちらも長くなってしまいましたが

大事な所なので仕方ないですね。 しかし、ここまで出来れば他のソフトに

持っていって色々使えるんじゃないでしょうかね。 自分はまだまだですけども。

 

次回はアニメーションをやるか、また別の違うことをやるかです。