Blender備忘録50頁目「アニメーションを作る1」

江上宿六です。

 

今回はアニメーションを作っていきます。 回りくどい説明は置いといて早速

作っていきたいのですが、その前に少しだけ説明を入れておきます。

 

Blenderでアニメーションを作る時はドープシートというものを使います。

これはアニメーションの情報を管理制御する画面の事で、左下にあるアイコンを

クリックしてドープシートを選択する事で開くことが出来ます。

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このドープシートにオブジェクトのメッシュやらボーンの位置や回転の情報を

登録していき、動いているように見せるというのがアニメーションなわけです。

 

それではまずキャラクターを動かす前に簡単なオブジェクトを動かしてみましょう。

画面に立方体を配置し、それを選択した状態でIキーを押します。

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するとこのようにキーフレーム挿入メニューというのが表示されます。

キーフレームというのはオブジェクトの情報を保持するようなものです。

これが先ほど書いたドープシートに登録していくデータというわけですね。

メニューから位置/回転を選択し、キーフレームを登録してみましょう。

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ドープシートに黄色い点が表示されました。 これがキーフレームです。

 

緑のバーとその辺りの値についてですが、これはタイムライン関連のやつで、

Blenderには最初からこういう風にアニメーションを作ったりする為の時間というか

フレームのシステムがあって、任意のタイミングにキーフレームを配置することで

アニメーションを組み立てていくのです。

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クリックするとバーを動かす事が出来るので、この50の所に合わせてみましょう。

出来たらこの立方体をX方向に5.0動かし、先ほどと同様にIキーで開くメニューから

位置/回転を選び、キーフレームを登録します。

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50の所にキーフレームが登録されました。 ここで一つ驚愕のお知らせですが、

これでアニメーションは完成となります。 バーを0フレーム目にしてAlt+Aなどで

アニメーションを再生してみましょう。

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こんな感じで50フレームかけてx方向に5.0進むアニメーションになりました。

Blenderは最初のフレームと最後のフレームにキーフレームを挿入するだけで、

間を自動で補完してくれ、アニメーションが出来てしまうわけなんですね。

 

で、再生させたは良いけどなかなかループしないという状況になっているかも

しれませんが、これは最終フレームが大きく設定されているからです。 これは

プロパティウィンドウのレンダー、寸法パネル内で最終フレームを適切に

設定すればすぐにループするようになります。

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今回だったら50ですね、この画像で60になっているのは置いときましょう。

また、ここのフレームレートを変えることで再生速度を変更することが出来ます。

 

と、こんな感じでアニメーションの基本が済んだところで今回は終わりです。

次回はモデルを動かしてみることにします。