Blender備忘録37頁目「マテリアルの設定3」

江上宿六です。

 

やはり今回も長くなりそうなので早速始めていきましょう。

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前回肌のマテリアルをノードを使う事で色調を調整しました。

髪にも同様のノード設定を施した結果、まぁ、そんなに悪くは無いのですけども

もう少し何か欲しい感じだったりしませんかね、ハイライトあればとか。

ノードでなんかそれっぽい事が表現出来たりするようです。

 

髪のマテリアルを選択してノードを使うボタンを押します。 ノードエディターの

画面にしたらShift+A等で追加→入力→ジオメトリとし、ノードを追加します。

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このノードのノーマルというやつは放線の情報を出力してるやつで、それを

直接出力に繋ぐとこういう感じで色が付けられたりします。 ある種魅力的。

これの緑色は縦方向の情報らしいので、それだけを使うため追加メニューから

コンバーター→RGB分離としてノードを追加したらノーマルから繋ぎ、

Gから出力すると後者の画像のようになります、これが髪の毛感を出します。

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 更にRGBカーブを追加し、Cの所でYを0.5にして出力したのが後者の画像。

暗すぎる所が明るくなったというか、放射に0.5入れたみたいな感じですかね。

ここまで出来たら肌の時にやった時みたいにカラーランプを追加し、

色を設定すれば良いのですが、まだ少しだけやったら良い事があったりします。

 

ともかくカラーランプを追加し、RGBランプからカラーランプに繋ぎます。

グラデーション(カラーバンド)の中にあるカーソルなやつ(カラーストップ)を

3つほど追加し、黒灰白灰黒と色づけをし、髪の毛のハイライト感を作ります。

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黒髪だとしたらテカりすぎですけども、髪感は出てきたんではないでしょうか。

 

最後にこれに対して色を設定していくというか、ミックスさせていきます。

デフォルトで作られるマテリアルノードに前回作った光る所は白で影は黒になる

マテリアルを設定します。 このマテリアルノードが無い時はShift+Aの追加、

入力→マテリアルで追加する事ができます。

 

更に追加、カラー→ミックスRGBというのを2つ追加し、最初の方のミックスに

カラーランプからのカラーを色1に繋げ、色2にはマテリアルを繋げます。

そして2つ目のミックスは色を設定します。 色1には影色、色2には光色です。

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そして2つ目のミックスから出力に繋ぐと、どうでしょうか。

髪にハイライトっぽい感じの表現が多分出来たのではと思います。

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この辺のミックスの設定をいじって、自分好みにしてみると良いと思います。

因みに自分の所では、最初のミックスをスクリーンに変更しています。 これは

お絵描きでも割とスクリーンを使っているという理由だけですけども。

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最終的なノード図です。 これだけ見せて設定しろ、でも別に良いんですけど

出来るだけなんかやってみたつもりです。 教本見ながらやっていた時は

なかなか拒否反応があったんですけども、今はこれを使ってどんな事が出来るのか

興味がなかなかあります。

 

というわけで今回は終わりですね。 もうこの辺は他のマテリアルにも

肌のノードか髪のノードに対してやった事を同じ様にやるだけなんですけども、

そういう時に役立つかもしれない事を書こうかと思います、短いかも。