江上宿六です。
体調管理がだらしないので起きたら軽い脱水症状でした。
水をリットル単位で飲んで今は大丈夫なんですが、脱水症状には気をつけよう。
さて今回はインバースキネマティクスというのをやってみます、通称IK。
そもそもこれがどういうものなのかというと、現状ポーズを作るには腕ならば
親である上腕の動きに子の下腕が連動し、その動きに手が連動するといった
トップダウン型の処理が行われているのですが、IKではその逆で子側を動かす事で
親側を連動させて動かすボトムアップ型でのポーズ付けみたいな事が出来ます。
因みに親から子に連動する方はフォワードキネマティクス、FKといいます。
早速やっていきましょう。 編集モードにして脚を動かすハンドルを作ります。
だいたいこんな感じで足から押し出し、左右ちゃんと接続を切って配置します。
それと親子関係も解除しておきましょう、プロパティウィンドウのボーン、
関係内の親の所で×を押すか、Alt+Pで親子関係のクリアを選択して解除出来ます。
次にポーズモードにしてハンドル→下脚の順番に選択してShift+Iを押して
IKのターゲット選択から、アクティブボーンを選択します。
設定すると大抵こけます。 むしろこけたら成功です。 これはIKの効果範囲が
未設定(無制限)なので全ボーンがハンドルの影響を受けてしまったせいです、多分。
下脚を選択し、プロパティウィンドウでボーンコンストレイントを開きます。
チェーンの長さを1にすると起き上がってくれます。 とりあえず1にした状態で
ハンドルのボーンを動かしてみるとましょう。 ハンドルのボーンに連動して
脚がぐんにゃり曲がってくれました。 反対側の脚も同様に設定しましょう。
これだけでも割と便利ですが、これを2にすると、影響される範囲が広がり
上脚も動いてくれるようになりますが、このままだと曲がってはいけない方向に
曲がってしまうという事態になります。 なので、そういうのを回避する為に
ポールターゲットというのを作ります。 上でもちらっと見えてますが。
膝部分からボーンを押し出したら接続を外し、つま先よりも先に配置します。
そして先ほど作ったハンドルを親に設定します。 ポール→ハンドルの順で
選択し、Ctrl+Pでオフセットを保持。 プロパティウィンドウでも出来ます。
こんな感じですね。 できたら再び下脚を選択してプロパティウィンドウの
ボーンコンストレイントを開き、ポールターゲットにこのアーマチュア、
ボーンにそれぞれのポールを設定し、これで無事設定が出来ました。
はい、設定自体は出来たんですが、絶対何かしら問題が起きてたりするハズです。
起きてなかったら多分凄いです。 次回はこのお話の続きをします。