江上宿六です。
顔に続いて体を作っていく所の確認です。
作るフェーズと記すフェーズを交互にやっています。
文章も時間をおいて確認出来て良いのかもしれない。
4.体の作成
- 立方体を大まかに配置
体となる立方体を配置したらループカットを使って軽く下絵に近づける。
- 首の接合部を作る
首の接合部を作るため前から横からループカット。
前の分割数は1、横の分割数は3くらいが適当かと思う。 頭部の時同様に
穴を作るが球状にはせず首の接合点を選択してShift+Dで頂点を複製、
そのままPでその頂点を別オブジェクトに分離して胴体と結合する。
首が太めだったので面に余裕が無いものの特に問題はありません。。
- 胴体作り
髪の毛と同様に近道はなく、下絵を頼りに形作っていくしか無さそうだが
コツとしてはお尻周りから作っていくと線の流れが分かり易い気がする。
出来上がりはこんな感じで、若干頂点数が多いので後で削られた。
また個人的な感覚として上記にある正面からみた画像で腸骨から股間に
進むような感じで形作っていたものの、普通に平行にした方がおそらくは
脚に取りかかりやすい気がする、試してないのでアレだけども。
- 腕の作成
胴体の横部分に穴を空けてShift+Alt+Sで球状にした後は基本的に
下絵に合うように押し出していく。 腕の方はそのまま正円に近い形状で
良いと思われるが、肘から手首に行くに従って楕円になるよう潰す方が
それっぽい気がするのでデフォルメとは言え意識してみる。
5.手の作成
- 手の作成
なんどやっても慣れない難関、毎回造形が違うのでなんとかしたい所。
まず手首の所に面を張って指になり得るスペースを意識する。 だいたい
自分の場合は頂点が8なので形状的に人差し指と小指の所の頂点が3つに
なってしまうので、細分化やナイフを使うなどして頂点を増やしてやる。
高さなどを整えて4つのスペースを確保する。
これを更に押し出して掌のベースを作る。 これが出来たら指の間の辺を
選択してAlt+Vで切り裂きからGを押して辺をスライドして指の股を作る。
ここから若干余計な作業として水かきを作ったりしている。
指スペース周りを全体的に細分化し、股の部分の面を一部削除する。
その内部でFで上下に辺を結んで細分化して頂点を作ったらその頂点と
指の股の上部を辺で結び、反対方向も同様に行ったらそこに面を張る。
忘れないように指の側面にも面を張り直して水かきの完成。
側面は三角面にした方が良かったかもしれないけど、こんな感じで。
後で気づいたが斜面になっている所の裏側に辺が残っているので消そう。
- 指の作成
指スペースの中心の頂点を削除し周囲の頂点をAlt+Shift+Sで球状に。
形が気に入らない場合は形を整えてからもう一度球状にしてみるとかする。
出来たらお好みの長さまで押し出し、関節部分も適当に作る。
指先は面を張ってCtrl+Fで出る面メニューから扇状に分離を選択。
中心に出来た頂点を手の甲側に近づけたり指先方向に伸ばして指先を作る。
尖りすぎているなら辺を細分化したりしてお好みでディテールを整える。
指が一本出来たら複製して他の指も作っていく。 各指の特徴を考えて
成形していくのが肝心だが操作的に特に変な事は要らないの頑張りポイント。
- 親指の作成
適当に成形が終わったら親指を作る。 親指は手首の辺りから押し出し
他の指同様に指の股や水かきを作ったりしたら指を押し出していく。
実際問題親指は少し捻られている気がするけど、作る物の程度によっては
別に気にしなくても良いのかも知れない。
そんな感じで手が出来上がりました。 頂点数は結構多くなってますけど
手は顔の次くらいに重要なので仕方ないですね。
6.脚の作成
- 頂点を押し出す
腕なんかと同様に頂点を選択して押し出し股下を伸ばしていく。
脚の付け根は球状にする必要は無いが、膝に向かうにつれて球状に
近づいていくのが良いような気がする。
- 足の作成
足首、かかとまで頂点を押し出したら足の前面を選択して押し出していく。
下絵の通りにだったり、形を整えたら完成です。
必要に応じて足指を作るとかディテールにこだわると良いと思います。
今回は必要がないのでやっていませんが。
というわけで体が出来上がりました。 体は念の為にボディペイント。
この回を書くためこの部分の作業を確認していたら実際に作った時より
出来が良くなったり、作り進めていた方に非多様体が見つかったりしたので
修正を加える事になった。 まぁ、悪いことでは無い、むしろ良いこと。
今回は手までの予定だったけど、脚の中身がほとんど無かったので
縦長ながら詰め込んでしまったわけです。
続く。